建築模型の作り方
建築模型の作り方はかんたんではありませんが、図面だけで、一般のお客さまが建物をすべて理解するのは難しいので、立体的に表現されている模型は、とても重要な役割を果たしています。
その種類は、大きく3つに大別されていています。ひとつは検討用の「スタディ模型」、ふたつ目が完成イメージを理解するための「完成模型」、そして3つ目が、展示会などに出品するための「展示用」です。このほかにも、「ディテール」や「内観」、「敷地」など、用途に合わせて、さまざまなものがたくさんあります。
通常、設計事務所などでは、企画の検討用として「スタディ」や、プレゼンテーション用に「完成」を製作していることが多いようですが、一般の工務店や建設会社、ハウスメーカーではまだまだ模型を利用しているところも少ないようです。
建築模型の材料
模型づくりのスタートは、材料さがしから始まっています。既製の材料などももちろんありますが、すべてがそろうわけではなく、また、材料をつくることも、ノウハウと言えるでしょう。パソコンのバーチャル映像では、ぜったいに味わえない表現手段として、ますます重要な役割を担っています。
基本として、スチレンボードでつくるやり方を理解するためには、サイコロの作り方を覚えることが一番です。サイコロをつくる理由は、スチレンボードの組み立て方を基本の基本から学べるからです。
基本となるカットやのりしろづくり、水平・垂直などが正確でなければ、正立方体のサイコロをつくるなんてことはできません。つまり、正確なサイコロをつくることは、正確なものをつくる基本になるのです。
建築模型の種類
建築模型の種類は、スタディ模型、完成模型、展示用模型の3つにわかれますが、具体的にはだいたい次のような感じです。
スタディ模型
設計の段階で建物の検討や確認をするために利用します。詳細部分の表現よって、図面を立体的に表現することが一番の目的であり、内部の間取りも表現する分解模型を造ることもあります。
完成模型
設計が終わって、仕上げや見積もりなどが決まった段階で、施主などに完成イメージを理解してもらうためにつくる「プレゼンテーション用」です。スチレンボードのうえに、仕上げになる紙などを貼って、実際の建物のように表現します。完成模型も「分解」を作ることがあります。
展示用模型
アクリルや石こう、木、スチレンボードなどでつくります。
